【横隔膜刺鍼】偏頭痛は血管拡張が原因じゃない|自律神経から整える

【横隔膜刺鍼】偏頭痛は血管拡張が原因じゃない|自律神経から整える 未分類

こんなお悩みありませんか?

偏頭痛が起きるたびに予防薬に頼っている、閃輝暗点や吐き気などの前兆に悩まされている、マッサージや鍼で逆に悪化した経験がある——そんなお悩みはありませんか?

動画解説

今回のYouTube動画では、偏頭痛の本当のメカニズムと、当院で行っている横隔膜刺鍼・星状神経節刺鍼による自律神経へのアプローチについて解説しています。この記事では、動画の内容をさらに詳しく解説していきます。

なぜこの症状が起こるのか?その根本原因

現代医学から見た原因

かつては「血管が拡張するから偏頭痛が痛くなる」と考えられていました。しかし現在では、三叉神経、特に眼神経に関わる神経が炎症を起こす物質を放出し、その結果として頭蓋骨周りの血管が拡張する、という順序で理解されています。つまり血管拡張は痛みの原因ではなく、結果にすぎません。

  • 三叉神経(眼神経)由来の神経原性炎症が痛みの起点になっている
  • 血管拡張は痛みが起こった後に生じる二次的な現象
  • 発作中のマッサージ・鍼・運動はかえって悪化させる場合がある

また、偏頭痛の背景には「フラマー症候群」と呼ばれる全身の血管循環の調節不全というベース体質が関わっているという考え方もあります。偏頭痛だけでなく、緑内障や末梢の冷え、動悸なども同じ血管循環の弱さから起こると考えられており、頭部だけの問題ではなく全身の体質の問題として捉える視点が重要です。

東洋医学から見た根本原因

東洋医学では、腎虚・脾虚といった体質的なベースの上に、肝鬱・気滞・瘀血・水毒といった症状が引き金として重なり、偏頭痛が引き起こされると考えます。腎虚は腎臓の水の排出機能の弱さ、脾虚は胃腸の弱さと関連づけられます。西洋医学のフラマー症候群と同じく、「頭だけの問題ではなく体質的な下地がある」という理解は、東西の医学で共通しています。

症状改善への具体的なアプローチ

今すぐできるセルフケア

生活習慣の見直し/発作中は無理に動かさない

偏頭痛の発作中は、血管拡張が結果として生じている段階のため、マッサージや鍼、運動はかえって症状を悪化させる場合があります。前兆(閃輝暗点・吐き気など)を感じた段階で、静かに休める環境を確保することが大切です。ストレス・気圧の変化・疲労など、ご自身の誘因を把握しておくことも予防につながります。

専門的な鍼灸治療のアプローチ

横隔膜刺鍼×星状神経節刺鍼——自律神経の両輪アプローチ

自律神経は副交感神経と交感神経のバランスで成り立っています。当院で行っている横隔膜刺鍼は主に副交感神経に働きかけるアプローチです。横隔膜は呼吸の筋肉であると同時に、肺・心臓・胃腸・膵臓・脾臓などの循環やリンパの流れを助け、背骨側の付着部には腹腔神経節・大動脈腎神経節・腸間膜神経節など自律神経をコントロールする神経が多数結びついています。

それだけでは足りない交感神経側のバランスには、肩付近にある星状神経節へのアプローチを組み合わせます。副交感神経と交感神経を同時に活性化することで、頭部の血管拡張や神経の炎症を抑えていくことをサポートします。当院ではこの横隔膜刺鍼と星状神経節刺鍼を、偏頭痛だけでなく体質そのものの底上げを目指すアプローチとして位置づけています。

患者様からよくいただくご質問

Q1.偏頭痛の発作中に鍼を受けても大丈夫ですか?
発作中は血管拡張がすでに結果として生じている段階のため、施術のタイミングについては個別にご相談させていただいています。

Q2.偏頭痛以外の症状にも効果はありますか?
横隔膜へのアプローチによって、冷え症や動悸・息切れなど、同じ体質カテゴリーに含まれる症状の改善も期待できるケースがあります。

Q3.東洋医学の体質改善はどのくらいで実感できますか?
体質差が大きいため一概には言えませんが、腎虚・脾虚といった体質的なベースの底上げには一定の期間が必要です。まずは問診でお身体の状態を確認させてください。

まとめ:健やかな毎日を取り戻すために

偏頭痛は「血管拡張が原因」という理解だけでは根本的な対策になりません。三叉神経由来の炎症と、その背景にある自律神経・血管循環の体質的な弱さの両方に目を向けることが、根本的な改善への近道になります。

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