イグノーベル賞受賞研究|正しい鼻のかみ方|臨床27年|木もれび鍼灸院

イグノーベル賞受賞研究|正しい鼻のかみ方|臨床27年|木もれび鍼灸院 未分類

こんなお悩みありませんか?

鼻づまりがすっきりしない、副鼻腔炎を繰り返す、鼻をかんでも奥に何かが残っている感じがする…。そんなお悩みはありませんか?実は「鼻のかみ方」を見直すだけで、こうした不快感の改善が期待できることが、科学的な研究でも示されています。

動画解説

今回は、正しい鼻のかみ方についての動画をご紹介しました。「口を大きく開ける」「お辞儀をするように下を向く」「片側ずつ鼻を閉じてかむ」「長く強くかみ続ける」という4つのポイントを押さえることで、鼻の奥に溜まった分泌物が出やすくなります。この記事では、その裏付けとなる研究内容と、当院の臨床視点をあわせて詳しく解説します。

なぜこの症状が起こるのか?その根本原因

現代医学から見た原因

2026年、旭川医科大学名誉教授・故 海野徳二氏らが1977年に発表した論文「鼻のかみ方 -擤鼻の気体動力学的研究-」(日本耳鼻咽喉科学会会報 第80巻第1号)が、第36回イグノーベル賞(医学賞)を受賞しました。この研究では、気流測定器(ニューモタコメーター)を用いて鼻をかむ動作を分析し、以下の点を明らかにしています。

  • 左右の鼻腔は通りやすさが異なり、両側同時にかむと気流が分散して効率が下がる
  • 強くかむことと中耳感染は別問題であり、流速が速いほど分泌物の排出効率が上がる
  • かむ前に軽く息を吸い、時間をかけてゆっくりかむと呼気量が増え効果的
  • 正しい鼻のかみ方は、副鼻腔炎に合併した気管支炎など下気道の分泌物排泄にも役立つ可能性がある

つまり、鼻づまりや副鼻腔炎の不快感には「症状そのもの」だけでなく、「日々の鼻のかみ方」も関わっている可能性があるということです。

東洋医学から見た根本原因

東洋医学では、鼻は「肺」と深く関わる器官とされます。体内に不要な水がこもる「水毒」の状態や、肺の機能低下によって、鼻づまりや分泌物の停滞が起こりやすくなると考えます。季節の変わり目や花粉症の時期は、この水毒の傾向が強まりやすい時期でもあります。

症状改善への具体的なアプローチ

今すぐできるセルフケア

正しい鼻のかみ方

①口を大きく開ける ②お辞儀をするように下を向く ③片側ずつ鼻を閉じてかむ ④長く強くかみ続ける。この4ステップを、両側それぞれ行ってみてください。

かむタイミングの工夫

かむ前に軽く息を吸い、焦らず時間をかけてかむことで、より排出しやすくなります。

専門的な鍼灸治療のアプローチ

鍼灸治療の特徴

木もれび鍼灸院では、中医学と日本鍼灸を組み合わせ、鼻づまり・副鼻腔炎の背景にある自律神経の乱れや水分代謝の停滞にもアプローチしています。

治療の流れ

問診→脈診・腹診→治療プランのご提案→施術→経過に応じたフォローアップ、という流れで進めます。

患者様からよくいただくご質問

Q1. 強く鼻をかんでも大丈夫ですか?
今回ご紹介した研究では、強くかむこと自体と中耳感染は別問題とされています。ただし痛みや違和感がある場合は無理をせず、耳鼻科等にご相談ください。

Q2. どのくらいの頻度で行えばいいですか?
鼻づまりを感じたタイミングで、無理のない範囲で行っていただいて構いません。

Q3. セルフケアで改善しない場合は?
症状が長引く場合や強い痛み・発熱を伴う場合は、自己判断せず医療機関の受診をおすすめします。

まとめ:健やかな毎日を取り戻すために

「鼻のかみ方」という何気ない日常動作にも、効率の良いやり方があります。ぜひ今日から4つのポイントを意識してみてください。それでも改善が感じにくい場合は、根本的な体質の見直しも一つの選択肢です。

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参考文献

  1. 海野徳二, 矢島洋. 鼻のかみ方 -擤鼻の気体動力学的研究-. 日本耳鼻咽喉科学会会報. 1977;80(1). DOI: 10.3950/jibiinkoka.80.11
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