腰痛・坐骨神経痛は1本の神経じゃない|自宅2分の神経はがしケア|木もれび鍼灸院

腰痛・坐骨神経痛は1本の神経じゃない|自宅2分の神経はがしケア|木もれび鍼灸院 未分類

こんなお悩みありませんか?

マッサージやストレッチを続けても坐骨神経痛や腰痛が引かない、手術をしたのに痛みが残っている、ネットのセルフケアを見よう見まねで試したら逆に悪化した——そんな経験はありませんか?

動画解説

この記事では、木もれび鍼灸院の院長・弓削周平が動画で解説した「坐骨神経の真実」と、自宅でできる神経剥がし(神経滑走法)のセルフケアを、文章でも詳しくご紹介します。

なぜこの症状が起こるのか?その根本原因

現代医学から見た原因

「坐骨神経痛」という言葉は、実は単一の神経を指すものではありません。大腿神経や大腿外側皮神経、坐骨神経、閉鎖神経など、腰から足に向かう複数の神経を総称した呼び方です。

  • 坐骨神経は歩行のたびに約2〜3cm伸び縮みしており、この動きが妨げられることが痛みの一因になり得ます
  • 神経の通り道(腰・大腿・膝・足首)で筋肉と神経が癒着していると、神経の滑走性が低下し、腰痛を併発するケースもあります
  • 膝下(腓骨頭周辺)での末梢神経の絞扼が、坐骨神経痛と酷似した症状を引き起こすこともあります

神経の滑走性を回復させるアプローチ(神経モビライゼーション/神経滑走法)については、複数のメタアナリシスで有効性が報告されています。Lin et al.(2023)が20件のRCT(参加者数877名)を統合したメタアナリシスでは、神経モビライゼーションを行った群は対照群と比較して疼痛強度(Hedges’ g = -1.097, p<0.001)と障害度(Hedges’ g = -0.964, p<0.001)の両方で有意な改善が示されています(出典)。また、Basson et al.(2017、Journal of Orthopaedic & Sports Physical Therapy掲載、40研究・n=1759)でも、腰痛・障害度・疼痛強度の改善がエビデンスレベル1a(強いエビデンス)として報告されています(出典)。

東洋医学から見た根本原因

東洋医学では、経絡(気血の通り道)の流れが滞ることで、痛みやしびれが生じると考えます。神経の走行と経絡のルートは重なる部分が多く、ツボへの刺激によって局所の血流を促し、気血の巡りを整えることが症状緩和の一助になると考えられています。

症状改善への具体的なアプローチ

今すぐできるセルフケア

①仰向けでの神経滑走(1回30秒)

仰向けになり、直径15cmほどに丸めたバスタオルを膝の下に入れます。首は動かさず、膝を曲げた状態で足首を反らす・伸ばす動きを30秒。続けて股関節を90度に曲げた状態で膝を伸ばす・曲げるを30秒行います。ピリッとした感覚が出ても、痛みが強すぎなければ問題ありません。

②座った状態での神経剥がし(1回30秒)

椅子に深く腰かけ、背中を丸めながら膝のあたりで足を保持します。足を伸ばすときは足首を反らし、曲げるときは首を後ろに軽く反らします(首の動きは最小限でOK)。痛みが出ない範囲で30秒行います。

いずれも2分程度、毎日続けることがポイントです。誰かにやってもらうのではなく、自分で少しずつ動かすことが神経の滑走性を取り戻す近道になります。

専門的な鍼灸治療のアプローチ

鍼灸治療の特徴

木もれび鍼灸院では、東洋医学的なツボ刺激と、神経・筋肉の走行を踏まえたアプローチを組み合わせて坐骨神経痛にアプローチしています。

治療の流れ

問診 → 脈診・腹診 → 治療プランのご提案 → 施術 → 経過を見ながらのフォローアップ、という流れで進めます。

患者様からよくいただくご質問

Q1. セルフケアだけで坐骨神経痛は改善しますか?
症状の程度によります。軽度の方はセルフケアの継続で改善が期待できますが、慢性化している場合は個々の体質に合わせた施術との併用をおすすめしています。

Q2. ストレッチと神経剥がしは何が違いますか?
通常のストレッチが筋肉を伸ばすことを目的とするのに対し、神経剥がしは神経自体の「滑走性」を回復させることを目的とした動きです。

Q3. どのくらいの期間続ければよいですか?
個人差はありますが、毎日2分程度を目安に、無理のない範囲で継続することをおすすめしています。

まとめ:健やかな毎日を取り戻すために

坐骨神経痛や腰痛は「1本の神経の病気」ではなく、複数の神経の滑走障害が関わっている場合があります。まずは今日ご紹介したセルフケアから、無理のない範囲で始めてみてください。

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参考文献

  1. Lin CY, et al. Neural Mobilization for Reducing Pain and Disability in Patients with Lumbar Radiculopathy: A Systematic Review and Meta-Analysis. 2023. リンク
  2. Basson A, et al. The Effectiveness of Neural Mobilization for Neuromusculoskeletal Conditions: A Systematic Review and Meta-analysis. Journal of Orthopaedic & Sports Physical Therapy. 2017. リンク
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