喉の詰まりが取れない方へ|4つのセルフケア|木もれび鍼灸院

喉の詰まりが取れない方へ|4つのセルフケア|木もれび鍼灸院 未分類

こんなお悩みありませんか?

喉が詰まる感じがして、気づけば無意識に空気を飲み込んでしまう。お腹がパンパンに張り、腹式呼吸を意識してもかえって苦しくなる…。そんなお悩みはありませんか?

動画解説

今回の動画では、喉の詰まりや呑気症(無意識に空気を飲み込んでしまう状態)、機能性ディスペプシアによるお腹の張りに対して、ご自宅で1分ずつできる4つのセルフケアをご紹介しています。棒があると行いやすい種目もありますが、なくても実践可能です。この記事では、それぞれのセルフケアがなぜ効果的なのか、原因から詳しく解説していきます。

なぜこの症状が起こるのか?その根本原因

現代医学から見た原因

喉の詰まり感は、首から喉にかけての筋肉(特に胸鎖乳突筋)の過緊張と関わっていると考えられています。胸鎖乳突筋が硬くなると、その周囲の頚部筋膜の緊張が高まり、鎖骨まわりを通る神経の可動性(滑走性)が低下しやすくなるという病態モデルが提唱されています※1。これは近位(体幹に近い部分)での神経の動きにくさが、遠位(末端側)の神経の負担を増やす「ダブルクラッシュ機構」と呼ばれる考え方に基づくもので、現時点では有力な仮説の段階です。

また、声帯や喉まわりの過緊張には、ボイストレーニングで使われる「リップロール」や「ハミング」が効果的とする研究報告もあります。唇を震わせながら呼気を出すリップロールでは、口腔内圧が上昇し(約2.5〜4.8mmHg)、声帯を振動させるのに必要な圧力(発声閾値圧力)が下がるとともに、喉まわりの筋肉の活動量が有意に低下することが表面筋電図の測定で確認されています※2。ただしこの研究は主に歌手を対象としたものであり、すべての方に同じ効果が保証されるものではありません。

  • 首・喉まわりの筋肉の過緊張
  • 横隔膜や呼吸補助筋の柔軟性低下
  • ストレスや姿勢の悪さによる呼吸の浅さ

東洋医学から見た根本原因

東洋医学では、喉に何かが詰まっているような感覚を「梅核気(ばいかくき)」と呼び、ストレスなどによって気(生命エネルギー)の巡りが滞る「気滞」の一つの現れと捉えます。気の巡りが滞ると、横隔膜や喉まわりの緊張が緩みにくくなり、無意識に空気を飲み込んでしまう呑気症や、お腹の張りにもつながりやすくなると考えられています。

症状改善への具体的なアプローチ

今すぐできるセルフケア

①腕を後ろに引く(1分)

肩幅で立ち、力を抜いた状態で両手を後ろに引きます。腰が反らないよう注意しながら、いけるところまで引いたら1分間キープ。耳の後ろから喉にかけての筋肉(胸鎖乳突筋)の緊張を緩めることを目的としています。

②腕を上に上げる(1分)

肘を曲げずにバンザイをして、左右交互に上げ下げします。肋骨の動きを引き出し、呼吸に伴う胸郭の可動性を高めます。

③低音ハミング(1分)

口を閉じたまま鼻から音を出し、喉の奥・鼻の奥を震わせるように声を出します。声帯まわりの緊張を緩めるセルフケアです。

④リップロール(1分)

唇を震わせながら息を長く吐き続けます。ポイントは息を長く吐き続けること。横隔膜から喉にかけての緊張を緩めていきます。

専門的な鍼灸治療のアプローチ

鍼灸治療の特徴

木もれび鍼灸院では、横隔膜そのものや胸鎖乳突筋周辺への鍼灸アプローチを組み合わせ、セルフケアだけでは届きにくい深部の緊張に対応しています。

治療の流れ

問診→脈診・腹診→治療プラン→フォローアップという流れで、お一人おひとりの体質・症状に合わせて施術内容を組み立てます。

患者様からよくいただくご質問

Q1. セルフケアはどのくらいの頻度で行えばいいですか?
まずは1週間、毎日続けて変化を確認してみてください。

Q2. 棒がないとできませんか?
棒がなくても問題なく行っていただけます。

Q3. 医療機関を受診すべき症状はありますか?
体重減少や嘔吐、飲み込みにくさが強い場合など、症状が重い・長引く場合は自己判断せず、医療機関の受診を優先してください。

まとめ:健やかな毎日を取り戻すために

喉の詰まりや呑気症、お腹の張りは、首や喉まわりの筋肉、横隔膜の緊張と深く関わっていると考えられます。今回ご紹介した4つのセルフケアを、まずは1週間続けて変化を実感してみてください。

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参考文献

  1. Structure and Biomechanics of Peripheral Nerves. リンク
  2. Immediate Effects of Semi-occluded Vocal Tract Exercises as a Vocal Warm-Up in Singers. リンク
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