慢性肩こりが治らない本当の理由|神経伝達を回復する神封のツボ|木もれび鍼灸院

慢性肩こりが治らない本当の理由|神経伝達を回復する神封のツボ|木もれび鍼灸院 未分類

こんなお悩みありませんか?

慢性的な肩こりで歯が浮く感じがする、頭痛が続いて仕事や学校が憂うつになる、眼精疲労で毎日がつらい。整体や整骨院、整形外科でマッサージや電気治療を受けても、その時は楽になるけれどすぐに元に戻ってしまう。何をしても全く解消する気配がない肩こりにお困りではありませんか?

動画解説

この記事では、YouTubeで公開している「慢性的な肩こりが治らない本当の理由|効くツボ押しを鍼灸師が解説」の内容をもとに、肩こりの根本原因から具体的なセルフケア方法、専門的な鍼灸治療のアプローチまで詳しく解説していきます。動画と合わせてご覧いただくことで、より理解が深まります。

なぜこの症状が起こるのか?その根本原因

多くの方が肩こりを「筋肉の緊張」や「血流の問題」だと考えています。確かにそれらも症状の一部ではありますが、慢性化して治らない肩こりには、もっと深い根本原因が隠されています。

現代医学から見た原因

慢性的な肩こりの本当の原因は、脳から出た指令が肩の筋肉にしっかりと伝わっていないことにあります。これを神経の伝導や促通と呼びます。

  • 神経伝達の不具合:脳からの信号が神経を通じて筋肉に届く過程で、伝達効率が低下している状態
  • 呼吸機能の低下:呼吸が浅いということは、脳の神経伝達が肩の筋肉にうまく伝わっていない証拠でもあります
  • 自律神経の乱れ:ストレスや生活習慣により、筋肉をコントロールする自律神経系のバランスが崩れている
  • 姿勢による構造的問題:デスクワークやスマートフォンの使用で、首や肩への持続的な負担がかかり続けている

東洋医学から見た根本原因

東洋医学では、肩こりを単なる局所の問題ではなく、全身のバランスの乱れとして捉えます。

  • 気の滞り:ストレスや疲労により、エネルギーの流れ(気)が肩や首の周辺で停滞している状態
  • 血の不足・瘀血:栄養を運ぶ血の循環が悪化し、筋肉に必要な栄養が届かない状態(瘀血)
  • 肺・心の機能低下:呼吸を司る肺、血液循環を司る心の機能が低下することで、胸部から肩への経絡の流れが悪化
  • 腎気の不足:慢性疲労により腎のエネルギーが不足し、全身の気を巡らせる力が弱まっている

症状改善への具体的なアプローチ

肩こりの根本原因を理解した上で、段階的にアプローチしていくことが重要です。まずは日常生活で実践できるセルフケアから始め、必要に応じて専門的な治療を検討しましょう。

今すぐできるセルフケア

生活習慣の見直し

  • 姿勢の改善:デスクワーク時は画面を目線の高さに設置し、肩が前に出ないよう意識する
  • 呼吸の質向上:1日1万回繰り返される呼吸を意識的に深くすることで、神経伝達が改善する
  • 適度な運動:肩甲骨を動かす運動で、肩周りの血流と神経伝達を促進する
  • ストレス管理:自律神経のバランスを整えるため、リラックスできる時間を意識的に作る

効果的なツボ押し

20年の鍼灸師経験から導き出した、肩こりに抜群に効くツボをご紹介します。

  • 神封(しんぽう)のツボ

    【位置】両方の乳首を結んだ線上、肋骨と肋骨の間にある柔らかい場所。胸骨の外側で、肋骨の隙間に指が入る部分。

    【押し方】外から内へ、下から上へ、2軸で斜め方向に押さえる。呼吸と連動させ、息を吸うときは固定、吐くときに圧をかける。

    【効果】神経伝達を正常化させ、呼吸機能を改善することで肩こりの根本原因にアプローチ。

    【実践時間】左右各30秒、合計1分間。仰向けで行うのが基本だが、慣れれば座位でも可能。
  • 内関(ないかん)のツボ

    【位置】手首の内側、手のひら側で、手首の横じわから指3本分(約5cm)肘側に上がった場所。

    【効果】自律神経を整え、ストレスによる肩こりを緩和する。
  • 合谷(ごうこく)のツボ

    【位置】手の甲側、親指と人差し指の骨が交わる部分のやや人差し指側。

    【効果】首や肩の緊張を緩和し、頭痛や眼精疲労にも効果的。

簡単エクササイズ・呼吸法

  • 呼吸連動ツボ押し:神封のツボを押さえながら、ゆっくりと深い呼吸を3〜5回繰り返す
  • 肩甲骨ストレッチ:押さえたい側の腕を上に上げ(バンザイや腕枕の形)、胸を開く姿勢を30秒キープ
  • 仕事の合間のケア:座ったまま神封のツボを軽く押さえ、呼吸と連動させるだけで首の緊張が緩む
  • 寝る前のリラックス呼吸:仰向けで神封を押さえながら、腹式呼吸で副交感神経を優位にする

専門的な鍼灸治療のアプローチ

木もれび鍼灸院では、慢性的な肩こりに対して、神経伝達の回復を目的とした専門的な治療を行っています。

鍼灸治療の特徴

  • 神経伝達の正常化:神封をはじめとする経絡上のツボに鍼やお灸を施し、脳から筋肉への信号伝達を改善します
  • 体質改善アプローチ:症状だけでなく、肩こりを引き起こす体質そのものを改善することで、再発を防ぎます
  • 呼吸機能の向上:胸部の経絡を整えることで、呼吸が深くなり、1日1万回の呼吸が自然に肩こりを改善する状態を作ります
  • 副作用の少ない安全な治療:薬に頼らず、身体の自然治癒力を高める治療法です

治療の流れ

  1. 詳細な問診:肩こりの症状、発症時期、日常生活の状況を丁寧にお伺いします
  2. 東洋医学的診断:脈診・腹診・舌診により、気血水のバランスや五臓六腑の状態を把握します
  3. 神経伝達の評価:呼吸の深さ、肩の可動域、筋肉の緊張度から神経伝達の状態を確認します
  4. 個別治療プラン:お一人お一人の体質と症状に合わせた、オーダーメイドの治療計画を作成します
  5. 定期的なフォロー:治療効果を確認しながら、セルフケアのアドバイスも含めて継続的にサポートします

患者様からよくいただくご質問

Q1: 神封のツボは毎日押しても大丈夫ですか?
A: はい、毎日実践していただいて問題ありません。むしろ、継続的に行うことで神経伝達が正常化し、根本的な改善につながります。朝起きた時や仕事の合間、寝る前など、生活リズムに組み込むことをおすすめします。ただし、強く押しすぎると逆効果になるため、呼吸と連動させて「痛気持ちいい」程度の圧で行ってください。

Q2: セルフケアで改善しない場合、どのくらいで鍼灸治療を検討すべきですか?
A: セルフケアを2週間続けても明確な改善が見られない場合は、専門的な治療をご検討ください。特に慢性化している肩こりの場合、神経伝達の不具合が深く根付いている可能性があります。木もれび鍼灸院では、初回に詳しい問診とカウンセリングを行い、あなたの症状に最適な治療プランをご提案いたします。

Q3: なぜ呼吸と連動させることが重要なのですか?
A: 呼吸は1日約1万回繰り返される自然な運動です。呼吸が浅いということは、脳の神経伝達が肩の筋肉にうまく伝わっていない証拠でもあります。呼吸と連動してツボを刺激することで、自律神経が整い、神経伝達が正常化されます。この方法は一時的な対処ではなく、根本的な解決につながる重要なポイントなのです。

Q4: マッサージとツボ押しの違いは何ですか?
A: マッサージは筋肉の表面的な緊張を緩めるアプローチですが、ツボ押しは経絡という気の通り道を刺激し、神経系や内臓機能を含めた全身のバランスを整えるアプローチです。特に神封のツボは、神経伝達の回復に直接働きかけるため、慢性的な肩こりの根本原因に作用します。マッサージで改善しなかった症状も、ツボ押しで変化する可能性があります。

まとめ:健やかな毎日を取り戻すために

慢性的な肩こりが治らない本当の理由は、筋肉の緊張ではなく、脳からの神経伝達が肩の筋肉にしっかりと伝わっていないことにあります。

  • 根本原因の理解:神経伝達の不具合という本質を知ることで、適切な対処法が見えてきます
  • セルフケアの実践:神封のツボを呼吸と連動させて押さえることで、日常的に神経伝達を改善できます
  • 継続の重要性:1日1万回の呼吸を活用し、知らず知らずのうちに肩が緩む体質を作ることが可能です
  • 専門治療の活用:セルフケアで改善しない場合は、鍼灸治療により根本的な体質改善が期待できます
  • 早期対処の利点:症状が慢性化する前に適切な対処を行うことで、回復も早くなります

肩こりは「治らないもの」ではありません。適切な知識と方法があれば、根本的な改善が可能です。まずは今日から、神封のツボ押しを実践してみてください。そして、一人で悩まず、専門家にご相談いただくことで、より確実な改善への道が開けます。

木もれび鍼灸院でのご相談・治療をお考えの方へ

当院では、一人ひとりの体質や症状に合わせたオーダーメイド治療を行っています。慢性的な肩こりでお悩みの方、整体やマッサージで改善しなかった方、根本的な体質改善を目指したい方は、ぜひ一度ご相談ください。20年の臨床経験を持つ院長が、あなたに最適な治療プランをご提案いたします。

【こんな方におすすめ】

  • 慢性的な肩こりで歯が浮く、頭痛がする方
  • 眼精疲労で仕事や学校が憂うつになる方
  • 整体や整形外科で改善しなかった方
  • 薬に頼らず自然治癒力を高めたい方
  • 体質改善で健康な毎日を送りたい方
  • 呼吸が浅く、首の緊張が気になる方
  • セルフケアの正しい方法を専門家から学びたい方
  • 根本的な解決を目指したい方

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※初回の方には詳しい問診とカウンセリングを行います
※症状や体質について気になることがあれば、お気軽にお問い合わせください
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