こんなお悩みありませんか?
朝からだるさが抜けない、頭がぼんやりして集中できない、原因のはっきりしないむくみが続く。血液検査をしても異常が見つからないのに、こうした不調が続いていませんか?実は内臓のリンパうっ滞が背景にある可能性があります。
動画解説
木もれび鍼灸院のYouTubeチャンネル「ツボ塾」では、横隔膜と諸症状の関係をテーマにしたシリーズを配信しています。今回はその第3回として、脾臓・胸腺にたまったリンパ液のうっ滞と、それを排出するポンプとして働く横隔膜の関係を解説しました。本記事では、その内容をさらに詳しくご紹介します。
なぜこの症状が起こるのか?その根本原因
現代医学から見た原因
体内をめぐるリンパ液は、全身の細胞から出た老廃物や免疫にかかわる物質を運んでいます。このリンパ液は脾臓・胸腺といった内臓に集まり、そこから肝臓(門脈経由)、さらに腎臓を通じて体外へ排出される経路をたどります。
- 脾臓・胸腺はリンパの塊のような構造を持ち、リンパ液が滞留しやすい部位である
- 横隔膜は呼吸筋であると同時に、胸腔と腹腔の圧力差を生み出し、静脈やリンパの還流を助けるポンプとしての機能を持つ
- 横隔膜の可動性が低下すると、このポンプ機能が働きにくくなり、内臓周辺のリンパ・血液のめぐりが滞りやすくなる
東洋医学から見た根本原因
中医学では、気・血・水のめぐりが滞る状態を「気滞」「血瘀」「水滞」として捉えます。横隔膜は中焦(脾胃)と密接に関わる部位であり、その動きが乏しくなることは、気血水のめぐり全体を停滞させる一因と考えられています。
症状改善への具体的なアプローチ
今すぐできるセルフケア
生活習慣の見直し
浅く速い呼吸が習慣化していると、横隔膜の可動域は自然と小さくなります。日中に何度か、ゆっくりと腹部を大きく動かす呼吸を意識するだけでも、横隔膜への負担を減らすことにつながります。
簡単エクササイズ・呼吸法
仰向けやリラックスした姿勢で、お腹に手を当て、吸うときにお腹が膨らみ、吐くときにへこむことを確認しながら深く呼吸する。1回数分から無理のない範囲で続けてみてください。
専門的な鍼灸治療のアプローチ
鍼灸治療の特徴
木もれび鍼灸院では、院長・弓削周平が確立した独自技術「横隔膜刺鍼」により、横隔膜そのものの可動性を取り戻すことを目的とした施術を行っています。呼吸法やマッサージといった間接的なアプローチとは異なり、横隔膜に対して直接鍼でアプローチする点が特徴です。
治療の流れ
問診で症状の経過や生活背景を伺った上で、脈診・腹診により全身の状態を確認し、治療プランを立てます。施術後の経過を見ながら、フォローアップを行っていきます。
患者様からよくいただくご質問
Q1. リンパうっ滞は検査でわかりますか?
血液検査などの一般的な検査項目では、リンパのうっ滞そのものを直接評価することは難しいとされています。そのため「検査は正常なのに不調が続く」という状態につながりやすい領域です。
Q2. 横隔膜刺鍼は痛いですか?
刺鍼の深さや角度は解剖学的な走行を踏まえて慎重に調整しており、安全性を最優先に行っています。具体的な感覚には個人差がありますので、施術時に丁寧にご説明します。
Q3. どのくらいの期間で変化を感じられますか?
症状の経過や体質によって個人差があります。まずはご相談の上、施術プランをご提案します。
まとめ:健やかな毎日を取り戻すために
原因のはっきりしない慢性的なだるさやブレインフォグには、内臓のリンパうっ滞と、それを排出するポンプである横隔膜の動きの低下が関わっている可能性があります。呼吸を整えるセルフケアに加え、横隔膜そのものへの専門的なアプローチを組み合わせることで、めぐりの改善が期待できます。
木もれび鍼灸院でのご相談・治療をお考えの方へ
ひとりで悩まず、まずはお気軽にご相談ください。
参考文献
- 横隔膜の呼吸性運動と脾静脈血流動態に関する超音波研究(吸気息止め時の脾静脈径・血流速度変化についての報告)
- バルサルバ操作による脾臓容積変化に関する研究
- 横隔膜運動と胸管リンパ流量・圧に関するヒト・動物対象研究のレビュー
- 横隔膜呼吸法と上腹部痛に関するランダム化比較試験(RCT)
