こんなお悩みありませんか?
最近、ちょっとした段差でつまずくことが増えた。少し歩いただけで足がパンパンに張って、そこから腰まで重だるくなる…。そんなお悩みはありませんか?実は、その原因は「足首の硬さ」にあるかもしれません。足首が硬いと転倒リスクが高まり、歩幅が狭くなって疲れやすくなります。でも安心してください。今日ご紹介する委陽穴のセルフケアで、足首をゆるゆるふわふわにする方法をお伝えします。
動画解説
この記事では、足首の柔軟性を高める「委陽穴」の押し方を詳しく解説します。動画では実際の位置や押し方を実演していますので、合わせてご覧いただくとより効果的です。記事では、なぜ足首が硬くなるのか、その根本原因から改善方法まで、東洋医学と現代医学の両面からお伝えします。
なぜ足首が硬くなるのか?その根本原因
足首が硬いと感じている方の多くは、「足首そのものに問題がある」と考えがちです。しかし、実際には足首に原因がないケースがほとんどです。この逆転の発想が、効果的なセルフケアの鍵となります。
現代医学から見た原因
足首の背屈(つま先を上げる動き)や底屈(つま先を下げる動き)は、実は膝の骨と連動しています。
- 膝関節周囲の筋肉の緊張が足首の可動域を制限する
- 腓骨と脛骨の間にある筋肉の硬化が足首の動きを妨げる
- 長時間の座位や運動不足による下腿後面の筋緊張
- 加齢による筋肉の柔軟性低下と関節可動域の減少
東洋医学から見た根本原因
東洋医学では、足首の硬さを「経絡の流れの滞り」として捉えます。特に膀胱経と胆経の流れが重要です。
- 膀胱経の気血の滞りによる下肢後面の緊張
- 胆経の不調による下肢外側の硬化
- 腎気の不足による足腰の弱化
- 肝血不足による筋肉の柔軟性低下
症状改善への具体的なアプローチ
足首の硬さを改善するには、膝の裏の緊張を緩めることが最も効果的です。ここでは自宅でできるセルフケアから、専門的な鍼灸治療まで、段階的にご紹介します。
今すぐできるセルフケア
生活習慣の見直し
- 長時間同じ姿勢を避け、1時間に1回は立ち上がって足首を動かす
- 階段の上り下りで足首の可動域を意識的に使う
- 就寝前の足湯で下肢の血流を促進する
- 適度なウォーキングで下肢全体の筋肉をバランスよく使う
効果的なツボ押し
足首の柔軟性を高めるために特に効果的なツボをご紹介します。
- 委陽穴:膝の外側、腓骨の後ろに位置。足首の硬さに最も効果的。手を蝶々の形にして親指で後ろから前へ直圧。片側30秒ずつ。グリグリせず、まっすぐ押さえることが重要。
- 承山穴:ふくらはぎの中央。足首の動きを補助する筋肉を緩める。アキレス腱から指4本分上の位置を優しく押圧。
- 崑崙穴:外くるぶしとアキレス腱の間のくぼみ。足首の可動域を直接的に改善。円を描くように優しくマッサージ。
簡単エクササイズ
- 朝起きたら、仰向けのまま足首をゆっくり10回背屈・底屈する
- 座ったまま足の指でグーパー運動を20回繰り返す
- 立位で片足ずつ、つま先立ちを10秒キープ×3セット
- 寝る前に仰向けで両足を上げ、足首を回す運動を左右各10回
専門的な鍼灸治療のアプローチ
木もれび鍼灸院では、足首の硬さに対して個別の体質や症状に合わせた治療を行っています。
鍼灸治療の特徴
- 問診と触診で、足首の硬さの根本原因(膝裏の緊張、骨盤の歪み、内臓の疲労など)を特定
- 委陽穴を中心に、承山、崑崙、陽陵泉など複数の経穴を組み合わせた治療
- 鍼治療により深部の筋肉の緊張を効果的に緩和
- お灸による温熱刺激で血流を促進し、筋肉の柔軟性を高める
治療の流れ
- 詳細な問診で生活習慣、既往歴、現在の症状を把握
- 脈診・腹診・舌診による東洋医学的な体質診断
- 実際の足首の可動域チェックと膝裏の緊張度の確認
- 個別の治療プラン作成と施術
- 自宅でできるセルフケア指導
- 定期的なフォローアップで改善状態を確認
患者様からよくいただくご質問
Q1: 委陽穴を押すとかなり痛いのですが、大丈夫でしょうか?
A: 痛みを感じるのは、そこに緊張や滞りがある証拠です。ただし、我慢できないほどの強い痛みは避けてください。「痛気持ちいい」程度の圧で、深呼吸をしながら30秒押さえることが効果的です。炎症を起こさないよう、グリグリせず直圧で押すことを守ってください。
Q2: どのくらいの頻度でツボ押しをすれば効果がありますか?
A: 毎日1回、朝または就寝前に行うのがおすすめです。足首の硬さが強い方は、朝晩2回行うとより効果的です。ただし、同じ場所を1日に何度も強く押すと炎症の原因になるため、1日2回までにしてください。
Q3: セルフケアだけで改善しない場合はどうすればよいですか?
A: セルフケアを2週間続けても改善が見られない場合は、根本的な原因が他にある可能性があります。骨盤の歪み、内臓の疲労、全身の気血の巡りの問題など、専門的な診断と治療が必要なケースもあります。当院では初回の詳細な問診で原因を特定し、最適な治療プランをご提案しています。
まとめ:健やかな毎日を取り戻すために
足首の硬さは、単なる加齢現象ではありません。適切なケアで改善できる症状です。
- 足首の硬さの本当の原因は膝の裏の緊張にある
- 委陽穴を正しく押すことで、足首がゆるゆるふわふわになる
- 転倒予防、疲労軽減、足のシェイプアップなど多くの効果が期待できる
- 毎日のセルフケアで予防・改善が可能
- 改善しない場合は専門家による根本治療を検討する
足首が柔らかくなると、歩幅が広がり、もも裏の筋肉を使えるようになります。その結果、転倒リスクが減り、疲れにくい体になります。一人で悩まず、まずはセルフケアから始めてみてください。それでも改善しない場合は、専門家にご相談ください。
木もれび鍼灸院でのご相談・治療をお考えの方へ
当院では、一人ひとりの体質や症状に合わせたオーダーメイド治療を行っています。足首の硬さでお悩みの方、転倒予防や疲労軽減を目指したい方は、ぜひ一度ご相談ください。
【こんな方におすすめ】
- つまずきやすく転倒が心配な方
- 少し歩くだけで足が疲れてしまう方
- 足首が硬くて可動域が狭いと感じる方
- セルフケアの正しい方法を直接指導してほしい方
- 根本的な体質改善で健康な毎日を送りたい方
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※初回の方には詳しい問診とカウンセリングを行います
※症状や体質について気になることがあれば、お気軽にお問い合わせください

