耳鼻科で「異常なし」と言われた方へ|首の筋膜・神経へのアプローチ

こんなお悩みありませんか?
耳鳴りが気になって集中できない、耳がつまった感じがずっと続いている、耳鼻科で検査しても「異常なし」と言われた…。そんな耳の不調でお困りではありませんか?実は、耳の症状の多くは耳そのものではなく、首の筋肉に原因があります。この記事では、その仕組みと自宅でできるセルフケアをご紹介します。
動画解説
この記事は、木もれび鍼灸院|ツボ塾の弓削周平による動画「耳鳴り・耳つまり改善セルフケア」の内容をもとに、より詳しく解説しています。動画では実際のセルフケアの動きを確認できますので、ぜひ併せてご覧ください。
なぜこの症状が起こるのか?その根本原因
耳鳴りや耳のつまりは、耳の中に問題があると思われがちですが、実際には首の筋肉の緊張が原因となっているケースが非常に多いです。特に「胸鎖乳突筋」という筋肉と、その周辺を通る神経が深く関わっています。
現代医学から見た原因
胸鎖乳突筋は、耳の後ろにある乳様突起から鎖骨の前にかけて走る大きな筋肉です。この筋肉が緊張すると、以下のような問題が起こります。
- 筋肉内を通る神経(副神経、大耳介神経など)が圧迫される
- 筋膜の癒着により神経の滑走が悪くなる
- 血流が低下し、耳周辺の感覚異常が生じる
- デスクワークやスマホ使用による姿勢の悪化が筋緊張を助長する
東洋医学から見た根本原因
東洋医学では、耳は「腎」と深く関係するとされています。また、首の緊張は気血の流れを阻害し、以下のような状態を引き起こすと考えられています。
- 気滞(きの滞り)により耳周辺に不快感が生じる
- 血瘀(けつお)により局所の血流が悪化する
- 肝の気の上昇により、耳鳴りが悪化しやすくなる
- 腎虚により耳の機能が低下する
症状改善への具体的なアプローチ
この動画では、胸鎖乳突筋を完璧に緩めるための5つのセルフケアを紹介しています。7日間続けることで、耳の不快感が根本的に楽になっていきます。
今すぐできるセルフケア
セルフケア①:小胸筋のリリース
胸の前から肩にかけてある小胸筋をリリースします。
- 胸の前から肩にかけて指を沿わせ、手が止まるところに手を置く
- 前から後ろに圧迫しながら、腕を壁に当てる
- 指を後ろに向けた状態で、頭を左右にゆっくり倒す
- 左右それぞれ30秒間行う
セルフケア②:副神経グライディング
副神経の滑走を改善するエクササイズです。
- 耳が鳴っている側の肩・腕を下に引き下ろす
- 頭を反対側に軽く倒し、さらに後ろに倒す(側屈+後屈)
- 肩を上げると同時に顎を引く(二重顎を作る感じ)
- 肩を下ろすと同時に顎を前にスライドさせる
- この動きを30秒間繰り返す
セルフケア③:胸鎖乳突筋ストレッチ
胸鎖乳突筋を直接伸ばすストレッチです。
- 手の甲をお尻に当て、肩を引き下げる
- 頭を反対側に倒し、後屈する
- 耳の後ろの筋肉に引っ張り感を感じる角度を探す
- ピリピリとした筋肉の伸びを感じながら30秒キープ
セルフケア④:胸鎖乳突筋スキンリリース
筋膜の癒着を解消するテクニックです。
- 首を横に向けて浮き出る胸鎖乳突筋を優しくつまむ
- ゆっくり前後に揺らす
- 重要:豆腐が潰れない程度の優しい強さで行う
- 強くすると迷走神経反射が起こり、気分が悪くなることがある
セルフケア⑤:耳たぶ牽引法
耳たぶを上に引っ張るシンプルなケアです。
- 耳たぶを上に引っ張り、30秒間キープ
- 引っ張りすぎると逆に緊張が高まるので注意
- 痛くない程度、気持ちいいと感じる程度で行う
専門的な鍼灸治療のアプローチ
セルフケアで改善が見られない場合や、より根本的な改善を目指す方には、専門的な鍼灸治療をお勧めします。
鍼灸治療の特徴
- 胸鎖乳突筋や周辺の神経に直接アプローチできる
- 筋膜の癒着をより効果的に解消できる
- 全身の気血の流れを整え、根本的な体質改善を目指す
- 自律神経のバランスを調整し、症状の再発を防ぐ
治療の流れ
- 詳細な問診で症状の経過や生活習慣を確認
- 触診で胸鎖乳突筋や関連する筋肉の状態を把握
- 個別の治療プランを作成
- 鍼灸治療とセルフケア指導を組み合わせた施術
患者様からよくいただくご質問
Q1: セルフケアはどのくらいの期間続ければいいですか?
A: まずは7日間を目安に続けてみてください。多くの方が1週間程度で変化を実感されています。その後も予防として週に2〜3回続けていただくと、症状の再発を防ぐことができます。
Q2: セルフケア中にめまいや気分が悪くなったらどうすればいいですか?
A: すぐに中断してください。首には迷走神経という重要な神経が通っており、強く押しすぎると迷走神経反射が起こることがあります。必ず座って行い、力加減は「豆腐が潰れない程度」を守ってください。
Q3: 耳鼻科で異常なしと言われましたが、本当に首が原因なのでしょうか?
A: 耳鼻科の検査で異常がない場合、首の筋肉や神経が原因である可能性が高いです。胸鎖乳突筋の緊張は耳鼻科の検査では分かりません。セルフケアを試していただき、改善が見られれば首が原因だったと考えられます。
まとめ:健やかな毎日を取り戻すために
耳鳴りや耳のつまりは、原因が分からないまま悩み続けている方が多い症状です。しかし、その多くは首の胸鎖乳突筋の緊張が原因であり、適切なセルフケアで改善が期待できます。
- 耳の症状の原因は、耳ではなく首にあることが多い
- 胸鎖乳突筋を緩めるセルフケアを7日間続けることで改善が期待できる
- 力加減は「豆腐が潰れない程度」を厳守する
- セルフケアで改善しない場合は、専門的な鍼灸治療を検討する
一人で悩まず、まずはセルフケアから始めてみてください。それでも改善しない場合は、専門家にご相談ください。
木もれび鍼灸院でのご相談・治療をお考えの方へ
当院では、一人ひとりの体質や症状に合わせたオーダーメイド治療を行っています。耳鳴り・耳のつまりでお悩みの方、根本的な体質改善を目指したい方は、ぜひ一度ご相談ください。
【こんな方におすすめ】
- 耳鳴りや耳のつまりが長期間続いている方
- 耳鼻科で異常なしと言われたが症状が改善しない方
- 薬に頼らず自然治癒力を高めたい方
- セルフケアの正しい方法を直接指導してほしい方
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