ゲップが出せない人へ|甲田式セルフケアを鍼灸師が実演解説

ゲップが出せない人へ|甲田式セルフケアを鍼灸師が実演解説 未分類

こんなお悩みありませんか?

ゲップを出したいのに出せない。お腹に空気がたまってパンパンに張る。喉がゴロゴロ鳴って気持ち悪い。おならが止めどなく出てしまう――。病院で「呑気症」「機能性ディスペプシア」「過敏性腸症候群ガス型」と言われたけれど、なかなか改善しない。そんなつらい思いをされていませんか?実は、その原因の一つに「輪状咽頭筋機能不全」という、日本ではまだほとんど知られていない症状が隠れている可能性があります。

動画解説

今回の動画では、SNSで話題の「甲田式ゲップの出し方」をもとに、ゲップを自分の意思で出せるようにするセルフケアトレーニングを実演つきで解説しています。記事では動画の内容をさらに深掘りしながら、現代医学・東洋医学の両面からこの症状のメカニズムと改善法をお伝えします。

なぜゲップが出せなくなるのか?その根本原因

ゲップが出せないという症状は、単なる体質の問題ではありません。食道の入り口に位置する「輪状咽頭筋」という筋肉が過度に緊張し、胃から上がってきたガスの排出を妨げている状態です。この輪状咽頭筋は、食べ物を飲み込む嚥下の際には弛緩しますが、嘔吐やゲップなどガスを排出する際にも適切に開く必要があります。この筋肉が持続的に硬くなってしまう状態を「持続性輪状咽頭筋機能不全」と呼びます。

現代医学から見た原因

輪状咽頭筋機能不全は、欧米では「retrograde cricopharyngeal dysfunction(R-CPD)」として認知が進んでいますが、日本ではまだほとんど知られていません。この症状では、胃に入った空気を排出できないため、ガスが腸へ流れ込み、腹部膨満感やおならの増加につながります。喉にガスが滞留することで「喉鳴り」が生じることもあります。自律神経の乱れやストレスによる筋緊張の亢進が、症状を悪化させる要因と考えられています。また、この症状は呑気症や機能性ディスペプシア、過敏性腸症候群ガス型の一部として見過ごされていることが多く、適切な診断に至りにくい現状があります。

東洋医学から見た根本原因

東洋医学では、ゲップが出せない状態を「気の上逆がうまくいかない」と捉えます。胃の気は本来下降するものですが、食道から口へ向かう逆方向の動き(ゲップ)も身体にとって必要な調節機能です。気の巡りが滞る「気滞」の状態では、横隔膜周辺の緊張が高まり、胃から上方へのガスの移動がスムーズにいかなくなります。特に肝気の鬱結(ストレスによる気の滞り)が横隔膜の緊張と密接に関わっており、精神的な緊張が長期化すると症状が慢性化しやすくなります。

症状改善への具体的なアプローチ

甲田式ゲップの出し方では、ゲップを出すまでに「2つの関門」があるとしています。第一の関門は、胃にたまった空気を喉まで持ってくること。第二の関門は、喉まで来た空気を輪状咽頭筋の関所を越えて口から出すこと。この2つを段階的にクリアしていくことが重要です。

今すぐできるセルフケア

Step 1:姿勢の工夫で喉の通り道を広げる

まず、頭を前方に突き出すようにして下を向きます。ストレートネックの強いバージョンをイメージしてください。この姿勢をとることで、食道周辺の構造が変化し、お腹にたまった空気が喉まで上がりやすくなります。首をひねって下を向くと、構造的に食道が開きやすくなるという利点もあります。

Step 2:息を止めて吸う動作で輪状咽頭筋を開く

空気が喉まで上がってきたら、息を止めた状態で「吸う動作」を行います。これが甲田式の核心部分です。息を止めながら吸おうとすると、気道に陰圧が生まれ、喉がわずかに開きます。この動作によって輪状咽頭筋がストレッチ(引き伸ばし)され、空気の出入りが可能になります。医学的にも、ゲップが出る瞬間は声門が閉まり(息を止め)、横隔膜が収縮する(吸う動き)ことが確認されており、この原理を応用したトレーニングです。

Step 3:腹圧をかけてガスを押し出す

輪状咽頭筋が開いた状態でも、自然にガスが出てこない場合があります。そこで、お腹を凹ませるように力を入れて腹圧をかけ、胃にたまった空気を積極的に押し上げます。Step 1の姿勢、Step 2の呼吸法、Step 3の腹圧――この3つを同時に行うことで、2つの関門を乗り越えてゲップを出すことが可能になります。

練習時の注意点

最初は慣れないため苦しく感じることがあります。また、コツをつかんでやりすぎると吐き気を催す場合もありますので、無理のない範囲で少しずつ練習を重ねてください。繰り返しトレーニングすることで、次第にスムーズにゲップが出せるようになっていきます。

専門的な鍼灸治療のアプローチ

木もれび鍼灸院では、横隔膜に直接鍼灸治療を行うことで、喉周辺の筋緊張を緩和するアプローチを行っています。横隔膜の緊張が和らぐと、輪状咽頭筋を無理やり開かせるトレーニングをしなくても、自然にガスが排出できる状態をつくることが可能です。セルフケアだけでは改善が難しい場合や、より根本的な体質改善を目指したい方には、鍼灸治療という選択肢もぜひご検討ください。

鍼灸治療の特徴

横隔膜や自律神経系へのアプローチにより、胃腸全体の機能回復を促します。一人ひとりの体質や症状に合わせたオーダーメイドの施術を行い、副作用が少なく安全な治療法です。慢性的な消化器症状に対して、身体の内側から改善を目指していきます。

患者様からよくいただくご質問

Q1: 甲田式のトレーニングはどのくらいで効果が出ますか?
A: 個人差がありますが、コツをつかめばその場でゲップが出る方もおられます。最初は難しくても、毎日少しずつ練習することで身体が覚えていきます。焦らず取り組んでいただくことが大切です。

Q2: 鍼灸治療では何回くらい通う必要がありますか?
A: 症状の程度や体質によって異なりますが、まず3〜5回の施術で変化を実感される方が多くいらっしゃいます。初回に詳しい問診と体質診断を行い、個別の治療プランをご提案いたします。

Q3: 輪状咽頭筋機能不全はどの病院で診てもらえますか?
A: 日本ではまだ認知度が低く、専門的に診療している医療機関は限られています。耳鼻咽喉科や消化器内科で相談されるのが第一歩ですが、セルフケアや鍼灸治療で改善を目指すことも有効な選択肢の一つです。

まとめ:お腹の張りや喉鳴りから解放されるために

ゲップが出せないという症状は、輪状咽頭筋の過緊張が原因となっている可能性があります。甲田式セルフケアの「姿勢」「呼吸法」「腹圧」の3つのポイントを押さえてトレーニングを続けることで、自分の意思でゲップを出せるようになることが期待できます。セルフケアで改善が難しい場合は、横隔膜への鍼灸治療によって身体の内側から根本的な改善を目指すことも可能です。一人で悩まず、まずは専門家にご相談ください。

木もれび鍼灸院でのご相談・治療をお考えの方へ

当院では、一人ひとりの体質や症状に合わせたオーダーメイド治療を行っています。ゲップが出せない、お腹の張り、喉鳴り、おならの悩みでお困りの方、根本的な体質改善を目指したい方は、ぜひ一度ご相談ください。

【こんな方におすすめ】

  • ゲップが出せずお腹の張りに悩んでいる方
  • 呑気症・機能性ディスペプシア・過敏性腸症候群ガス型と診断されている方
  • 薬に頼らない自然治癒力を高めたい方
  • セルフケアの正しい方法を知りたい方
お問い合わせページへリンク
https://komorebizhenjiu.com/contact

※初回の方には詳しい問診とカウンセリングを行います
※症状や体質について気になることがあれば、お気軽にお問い合わせください

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