こんなお悩みありませんか?
肩が上がらない、腕を上げようとするとズキッと痛む、腕全体に痺れのような痛みが出る…そんな四十肩・五十肩の症状でお困りではありませんか?頭に手が届かない、後ろのポケットに手が回らない、夜中に痛みで目が覚めてしまう。このような症状は日常生活に大きな支障をきたし、とても辛いものです。
動画解説
この記事では、大阪の鍼灸院で10年間治療を行ってきた弓削周平が実際に患者様に指導している、1週間で効果を実感できる四十肩・五十肩のセルフケア法について詳しく解説いたします。小胸筋リリース、肩甲下筋リリース、肩関節の安定化という3つのアプローチで、根本的な改善を目指します。
なぜこの症状が起こるのか?その根本原因
四十肩・五十肩(正式名称:肩関節周囲炎)は、40代から60代に多く見られる肩関節の炎症性疾患です。多くの方が「年齢のせい」と諦めてしまいがちですが、実は明確な原因と改善方法が存在します。
現代医学から見た原因
西洋医学的には、肩関節周囲の軟部組織(関節包、滑液包、腱など)の炎症と癒着が主な原因とされています。
- 小胸筋の短縮と緊張:デスクワークや前かがみ姿勢により、胸の筋肉が硬くなり肩甲骨の動きを制限
- 肩甲下筋の機能低下:肩関節の安定性を保つ深層筋の働きが悪くなることで関節に負担
- 肩関節の位置異常:本来後方にあるべき肩関節が前方・内側に移動し、正常な動きが困難に
- 血流不良:筋肉の緊張により血液循環が悪化し、炎症の治癒が遅延
東洋医学から見た根本原因
東洋医学では、四十肩・五十肩を「気血の滞り」「経絡の詰まり」として捉え、全身のバランスから症状を分析します。
- 気の滞り:ストレスや感情の抑制により、肩周辺の気の流れが悪化
- 血瘀(けつお):血液の循環不良により、肩関節周囲に炎症物質が蓄積
- 腎気の不足:加齢により腎の機能が低下し、筋骨の栄養不足が発生
- 経絡の詰まり:手太陽小腸経、手少陽三焦経などの経絡の流れが阻害される
症状改善への具体的なアプローチ
四十肩・五十肩の改善には、筋肉の緊張緩和、関節可動域の回復、そして正しい肩関節の位置への修正が重要です。以下の段階的なアプローチで、根本的な改善を目指しましょう。
今すぐできるセルフケア
1. 小胸筋リリース(15秒間)
手順:
- 胸の中央から肩に向かって手を這わせ、止まるポイントに親指を当てる
- 脇の下に4本指をできる限り深く入れる
- 親指と中指で小胸筋をしっかりとつまむ
- つまんだ状態でクロールをするように腕を後ろから大きく回す
- 痛みのない範囲で15秒間継続
2. 肩甲下筋リリース(15秒間)
手順:
- 親指を脇の下にしっかりと入れる
- 4本指で背中側から筋肉をつかむように配置
- 親指と4本指で肩甲下筋をグッと握りしめる
- つまんだ状態で腕をグルグルと回す
- 15秒間継続(効果が出るまで親指をしっかり入れることが重要)
3. 肩関節ポジション修正(15秒間)
手順:
- 鎖骨と肩甲骨の上部に手を置き、上から押さえる
- 肩を少しすくめる動作をする
- そのまま肩を後ろにスライドさせる
- 肘を曲げて手を外側に向け、内から外へ動かす
- 肩を後ろにスライドした状態を維持しながら15秒間継続
生活習慣の見直し
- 姿勢の改善:デスクワーク時は肩甲骨を寄せ、顎を引いた正しい姿勢を意識
- 温熱療法:入浴時に肩周辺を温め、血流改善を促進
- 睡眠環境:患側を下にしない寝姿勢、適切な枕の高さ調整
- ストレス管理:深呼吸や軽い運動でストレス軽減を図る
効果的なツボ押し
- 肩井(けんせい)のツボ:首と肩の境目、肩の最も高いところ。親指で3秒間押し、3秒間緩める動作を5回繰り返す
- 肩貞(けんてい)のツボ:脇の下から指3本分下、肩甲骨の外側縁。中指でゆっくりと圧迫
- 天宗(てんそう)のツボ:肩甲骨の中央やや下。反対の手で届く範囲で圧迫し、肩甲骨周辺の緊張を緩和
専門的な鍼灸治療のアプローチ
木もれび鍼灸院では、個人の体質と症状に合わせたオーダーメイド治療を行っています。
鍼灸治療の特徴
- 経絡治療:気血の流れを整え、自然治癒力を最大限に引き出す
- 筋膜リリース鍼:深層筋まで直接アプローチし、効果的な筋緊張緩和を実現
- 体質改善:症状だけでなく、根本的な体質改善で再発防止を図る
- 副作用のない安全な治療:薬物を使わず、身体に負担をかけない自然療法
治療の流れ
- 詳細な問診:症状の経過、生活習慣、既往歴などを詳しく聴取
- 東洋医学的診断:脈診、舌診、腹診により体質と病態を把握
- 個別治療プラン:患者様の状態に最適化された治療方針を決定
- 継続的フォロー:症状の変化に応じて治療内容を調整
患者様からよくいただくご質問
Q1: セルフケアはどのくらいの期間続ければ効果が出ますか?
A: 個人差はありますが、毎日継続していただければ1週間程度で可動域の改善を実感される方が多いです。ただし、完全な改善には数ヶ月かかる場合もありますので、根気よく続けることが大切です。
Q2: 鍼灸治療は痛くないのでしょうか?
A: 当院では髪の毛よりも細い鍼を使用し、患者様の感覚に合わせて刺激量を調整いたします。多くの方が「思っていたより全然痛くない」とおっしゃいます。初回治療前に詳しくご説明いたしますのでご安心ください。
Q3: 四十肩・五十肩は放置していても治りますか?
A: 自然経過で改善することもありますが、適切な治療を行わないと可動域制限が残存したり、症状が長期化する可能性があります。早期の適切な対処が、より良い予後につながります。
まとめ:健やかな毎日を取り戻すために
四十肩・五十肩は決して「年齢だから仕方ない」症状ではありません。適切な理解と対処により改善が期待できる疾患です。
- 小胸筋・肩甲下筋の緊張と肩関節位置異常が主な原因
- 毎日15秒ずつのセルフケアで段階的改善が可能
- 東洋医学的アプローチで根本的な体質改善を目指せる
- 早期対処により症状の慢性化と可動域制限を防止
痛みや可動域制限でお悩みの方は、一人で抱え込まずに専門家にご相談ください。あなたの症状と体質に最適な治療プランをご提案いたします。
木もれび鍼灸院でのご相談・治療をお考えの方へ
当院では、一人ひとりの体質や症状に合わせたオーダーメイド治療を行っています。四十肩・五十肩でお悩みの方、根本的な体質改善を目指したい方は、ぜひ一度ご相談ください。
【こんな方におすすめ】
- 慢性的な肩の痛みや可動域制限にお悩みの方
- 薬に頼らない自然治癒力を高めたい方
- 体質改善で健康な毎日を送りたい方
- 正しいセルフケアの方法を詳しく知りたい方
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木もれび鍼灸院
お一人おひとりに寄り添う丁寧な治療を心がけています。
初回カウンセリングでは、あなたの症状や体質について詳しくお話を伺います。
※初回の方には詳しい問診とカウンセリングを行います
※症状や体質について気になることがあれば、お気軽にお問い合わせください