後鼻漏と機能性ディスペプシア|舌トレで根本改善

後鼻漏・機能性ディスペプシアの根本原因は舌の未発達。木もれ日鍼灸院が教える1分半の舌トレとミューイングで、鼻から喉・お腹の不快症状を改善。東洋医学×現代医学のアプローチで体質改善をサポートします。 未分類

こんなお悩みありませんか?

「鼻水が喉に流れて気持ち悪い」「食後すぐにお腹が張ってつらい」「喉に何か詰まっている感じがする」「ゲップやおならが止まらない」…こんな症状でお困りではありませんか?後鼻漏、機能性ディスペプシア、咽喉頭異常感症、呑気症など、一見バラバラに見える症状ですが、実は共通の根本原因があります。今日はその原因と、自宅で簡単にできる改善法をご紹介します。

動画解説

本記事の内容は、YouTube「木もれ日鍼灸院|ツボ塾」でも詳しく解説しています。舌のトレーニング方法を実演付きでご覧いただけますので、ぜひ動画も合わせてご活用ください。記事では、動画の内容をさらに深掘りして解説していきます。

なぜこの症状が起こるのか?その根本原因

後鼻漏や機能性ディスペプシアで悩む方の多くが、実は「舌の未発達」という共通の問題を抱えています。一見関係なさそうな症状ですが、舌の動きが未熟だと、鼻から喉、お腹にかけて様々な不調が現れるのです。

現代医学から見た原因

現代医学の観点から、これらの症状がなぜ起こるのかを解説します。

  • 構造的な問題:蝶形骨や上顎骨のずれにより、顔面の骨格バランスが崩れ、鼻粘膜の血流が悪化します
  • 機能的な問題:舌が未発達だと、噛み合わせが不均等になり、顎関節への負担が増加します
  • 生理学的な問題:舌根沈下(寝ている時に舌が喉の奥に倒れる)により、無意識に空気を飲み込んでしまい、お腹の張りや呑気症を引き起こします
  • 血流不良:顔面骨のずれが鼻粘膜の血行を妨げ、余計な鼻水や炎症反応を引き起こします
  • 生活習慣との関連:現代人は柔らかい食べ物が中心で、よく噛む習慣が減少。運動不足も重なり、舌を含む全身の発達が不十分になっています

東洋医学から見た根本原因

東洋医学では、これらの症状を「気の滞り」「水分代謝の異常」「脾胃の失調」として捉えます。

  • 気の滞り:舌の動きが悪いと、気の流れが停滞し、咽喉部の異常感や胸のつかえを引き起こします
  • 水分代謝の異常:舌の機能低下により、体内の水分が適切に運ばれず、鼻水や痰として停滞します(痰湿の停滞)
  • 脾胃の失調:消化器系のバランスが崩れ、早期飽満感やお腹の張りが現れます
  • 気血の循環不良:顔面部の気血が滞り、鼻粘膜の血行不良から後鼻漏が発生します
  • 肝鬱気滞:ストレスによる気の巡りの悪化が、消化機能や咽喉部の症状を悪化させます

症状改善への具体的なアプローチ

後鼻漏や機能性ディスペプシアの改善には、舌のトレーニングが非常に効果的です。ここでは、段階的に実践できる方法をご紹介します。

今すぐできるセルフケア

生活習慣の見直し

  • 姿勢の改善:デスクワーク中は、顎を引いて舌を上あごにつける意識を持ちましょう。猫背は舌根沈下を悪化させます
  • 食事で気をつけること:よく噛んで食べることを意識。一口30回を目標に、咀嚼回数を増やすことで舌の筋力が鍛えられます
  • 睡眠環境の整え方:枕の高さを調整し、仰向けで寝るよう心がけましょう。横向きやうつ伏せは顔面骨のずれを助長します
  • ストレス解消法:深呼吸と合わせて舌を上あごにつける練習をすると、自律神経が整いやすくなります

ミューイング(舌を上あごにつける習慣)

ミューイングは、24時間365日、舌を上あごにつけ続ける習慣です。これにより以下の効果が期待できます:

  • 基本のやり方:舌全体を上あごにピタッとつける。舌先は歯から少し離します
  • コツ:唾を飲み込むと、舌と上あごの間が真空状態になり、自然と舌が密着します
  • 効果:蝶形骨・上顎骨が安定し、顔面骨のずれが改善。鼻粘膜の血流が良くなり、後鼻漏が軽減します
  • 実践タイミング:仕事中、授業中、スマホを見ている時など、気づいたときに意識して実践

寝る前1分半でできる3つの舌トレーニング

毎晩寝る前に実践することで、舌の動きをコントロールできるようになります。各30秒、合計1分半で完結します。

  • トレーニング①:舌を上あごにつけたまま口を大きく開ける(30秒)
    • 舌を上あごに密着させた状態で、できるだけ大きく口を開けます
    • 最初は難しいですが、毎日続けることで徐々に開けられるようになります
    • 舌を支える筋肉(舌骨上筋群)が鍛えられます
  • トレーニング②:舌を唇より前に出して細くキープ(30秒)
    • 舌を前に突き出し、細く尖らせた状態をキープ
    • 上下左右にぶれないよう、まっすぐ前を向けます
    • 舌の筋力とコントロール能力が向上します
  • トレーニング③:舌先を固定して根元を上下させる(30秒)
    • 舌先だけを上あごにつけ、舌の根元と真ん中を上あごにつけたり離したりを繰り返します
    • 舌全体の可動域が広がり、細かな動きができるようになります
    • 嚥下機能の向上にもつながります

日常生活での注意点

  • 食事中は口を閉じて噛む習慣をつけ、余計な空気を飲み込まないようにする
  • 口呼吸を避け、鼻呼吸を意識する
  • ストレスで歯を食いしばる癖がある方は、意識的に顎の力を抜く
  • スマホやパソコンを見る時の姿勢に注意し、首が前に出ないようにする

専門的な鍼灸治療のアプローチ

木もれ日鍼灸院では、舌のトレーニングに加え、鍼灸治療で根本的な体質改善をサポートします。

鍼灸治療の特徴

  • 個人の体質に合わせたオーダーメイド治療:後鼻漏や機能性ディスペプシアの背景にある体質(気虚、痰湿、肝鬱など)を見極め、一人ひとりに最適な治療を行います
  • 症状だけでなく体質改善を目指すアプローチ:対症療法ではなく、根本原因である自律神経の乱れや消化機能の低下を整えます
  • 副作用が少なく安全な治療法:薬に頼らず、身体本来の治癒力を高める治療です
  • 西洋医学との併用が可能:病院での治療と並行して受けていただけます

木もれ日鍼灸院での治療の流れ

  1. 詳細な問診と体質診断:症状の経過、生活習慣、既往歴などを丁寧にお伺いします(初回約30分)
  2. 脈診・腹診・舌診による状態把握:東洋医学の診断法で、体の内側の状態を詳しく確認します
  3. 個別の治療プラン作成:あなたの体質と症状に合わせた、最適な治療計画を立てます
  4. 鍼灸施術:顔面部、首、お腹、手足のツボを使い分け、気血の流れを整えます
  5. セルフケア指導:舌トレーニングやツボ押しなど、自宅でできるケア方法をお伝えします
  6. 定期的なフォローアップ:症状の変化を確認しながら、治療内容を調整していきます

よく使用するツボ

  • 迎香(げいこう):小鼻の横のくぼみ。鼻づまりや後鼻漏に効果的
  • 天突(てんとつ):喉のつかえ、咽喉頭異常感症の改善に
  • 中脘(ちゅうかん):お腹の張り、早期飽満感など胃の症状に
  • 足三里(あしさんり):消化機能を高め、全身の気を巡らせる
  • 内関(ないかん):吐き気、胸のつかえ、ストレス症状に

患者様からよくいただくご質問

Q1: 舌トレーニングはどのくらいの期間続ければ効果が出ますか?
A: 個人差はありますが、多くの方が2〜4週間で変化を実感されています。毎日寝る前の1分半を習慣化することが大切です。ミューイング(舌を上あごにつける習慣)は24時間意識することで、より早く効果が現れます。ただし、長年の癖を改善するには数ヶ月かかることもあります。焦らず継続することが重要です。

Q2: 病院で「異常なし」と言われましたが、症状が続いています。鍼灸治療で改善できますか?
A: 機能性ディスペプシアや咽喉頭異常感症は、検査で異常が見つからないことが多い疾患です。鍼灸治療では、自律神経のバランスを整え、消化機能や血流を改善することで症状の軽減が期待できます。木もれ日鍼灸院では、西洋医学的な検査で問題がなかった方でも、東洋医学的な体質診断により根本原因を見つけ出し、改善に導いています。

Q3: 舌トレーニングをする際の注意点はありますか?
A: 無理に力を入れすぎないことが大切です。特にトレーニング①(口を大きく開ける)は、最初から完璧にできなくて問題ありません。毎日少しずつ可動域を広げていきましょう。また、顎関節に痛みがある方は、無理をせず、まずは専門家にご相談ください。舌トレーニングは筋トレと同じで、継続することで徐々に動きが改善します。

Q4: 食事中に気をつけることはありますか?
A: 口を閉じてよく噛むことを意識してください。一口30回を目標にすると、舌の筋力が鍛えられ、余計な空気を飲み込むことも減ります。また、早食いは呑気症の原因になるため、ゆっくり食事をすることが大切です。食後すぐに横にならず、30分程度は座った姿勢を保つことも、逆流性食道炎の予防になります。

Q5: 子供でも舌トレーニングは効果がありますか?
A: むしろお子様のうちから始めることをおすすめします。舌の発達が促され、歯並びや顔の形成にも良い影響があります。ミューイングは歯科矯正の前段階としても注目されており、口周りの正常な発達をサポートします。お子様には楽しみながらできるよう、ゲーム感覚で取り入れてみてください。

まとめ:健やかな毎日を取り戻すために

後鼻漏、機能性ディスペプシア、咽喉頭異常感症、呑気症…これらの症状に共通する根本原因は「舌の未発達」でした。

  • 症状の根本原因を理解することの重要性:蝶形骨や上顎骨のずれが鼻粘膜の血流不良を引き起こし、舌の未発達が余計な空気の飲み込みを招いています
  • 日常のセルフケアで予防・軽減が可能:ミューイング(舌を上あごにつける習慣)と寝る前1分半の舌トレーニングで、症状は確実に改善していきます
  • 専門治療により根本的な体質改善が目指せる:鍼灸治療で自律神経を整え、気血の流れを改善することで、より早く根本的な改善が期待できます
  • 早めの対処が症状の慢性化を防ぐ:症状が長引くほど、体の癖として定着してしまいます。気になったら早めにケアを始めましょう

日本人の6〜7割が舌の未発達を抱えているとされる現代。食生活の変化や運動不足により、本来持っているはずの機能が十分に発達していないのです。でも、大丈夫。今からでも舌のトレーニングを始めれば、体は必ず応えてくれます。

一人で悩まず、まずは専門家にご相談ください。木もれ日鍼灸院では、あなたの症状に最適な治療プランをご提案いたします。

木もれ日鍼灸院でのご相談・治療をお考えの方へ

当院では、一人ひとりの体質や症状に合わせたオーダーメイド治療を行っています。後鼻漏、機能性ディスペプシア、咽喉頭異常感症、呑気症でお悩みの方、根本的な体質改善を目指したい方は、ぜひ一度ご相談ください。

【こんな方におすすめ】

  • 慢性的な後鼻漏や機能性ディスペプシアにお悩みの方
  • 病院で「異常なし」と言われたが症状が続いている方
  • 薬に頼らず自然治癒力を高めたい方
  • 体質改善で健康な毎日を送りたい方
  • セルフケアの正しい方法を専門家から学びたい方
  • 舌のトレーニングを継続的にサポートしてほしい方

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お一人おひとりに寄り添う丁寧な治療を心がけています。
初回カウンセリングでは、あなたの症状や体質について詳しくお話を伺います。


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