こんなお悩みありませんか?
喉のつまり感が続いて話しづらい、声がかすれて出にくい、夜中のいびきで家族に心配される、二重顎が気になって仕方がない…。こんな症状でお困りではありませんか?実はこれらの症状、すべて「舌骨」という骨の動きが関係しているかもしれません。舌骨は体の中で唯一どこにも連結していない特殊な骨で、ここが硬くなることで驚くほど多くの不調が引き起こされます。
動画解説
本記事では、木もれび鍼灸院の弓削周平が実演する「舌骨剥がし」のセルフケア方法を詳しく解説します。動画では実際の手の動かし方や力加減まで分かりやすくお伝えしていますので、ぜひ併せてご覧ください。
なぜこの症状が起こるのか?その根本原因
多くの方が、喉の違和感や声の出にくさ、いびきなどの症状を「年齢のせい」「体質だから仕方ない」と諦めています。しかし、これらの症状の多くは舌骨周辺の筋肉や筋膜の緊張によって引き起こされており、適切なケアで改善できる可能性があります。
現代医学から見た原因
舌骨は喉仏の位置にあり、舌の動きと密接に連動しています。現代医学では、以下のような問題が症状の原因として考えられています。
- 舌骨の可動域低下:長時間のスマホ使用や前傾姿勢により、舌骨周辺の筋肉が緊張し動きが悪くなる
- 舌根沈下:舌の筋力低下により、睡眠中に舌が気道側に落ち込み、無呼吸症候群やいびきの原因となる
- 嚥下機能の低下:舌骨の動きが制限されることで、飲み込む動作がスムーズにできず誤嚥のリスクが高まる
- 声帯周辺の緊張:舌骨の下にある甲状軟骨や輪状軟骨との連動が悪くなり、声が出にくくなる
東洋医学から見た根本原因
東洋医学では、舌骨周辺の問題を「気の滞り」として捉えます。
- 気滞による症状:ストレスや緊張により気の流れが滞ると、喉周辺の筋肉が硬直し、舌骨の動きが制限される
- 血流の問題:舌骨周辺の血流が悪くなることで、筋肉や筋膜に老廃物が溜まり、慢性的な炎症を引き起こす
- 水分代謝の異常:体内の水分バランスが崩れると、ドライマウスや痰の絡みなどの症状が現れる
- 肺・腎との関連:東洋医学では喉の症状は肺と腎に関係するとされ、舌骨の調整により臓腑のバランスを整えることができる
症状改善への具体的なアプローチ
舌骨周辺の緊張を緩め、動きを改善することで、様々な症状の改善が期待できます。ここでは、今すぐ自宅でできるセルフケアから、専門的な鍼灸治療まで、段階的にご紹介します。
今すぐできるセルフケア
舌骨の見つけ方・触り方
まずは舌骨を正しく触れるようになることが重要です。
- 顎を軽く引いた状態で、顎から喉に向かって指を下ろしていく
- 最初に触れる硬い骨が舌骨(喉仏の位置)
- 唾を飲み込むと1cm程度上に動く感覚で確認できる
- 舌骨を触れるだけでも、舌の問題や嚥下障害の予防につながる
舌骨剥がしの実践方法
①舌骨を左右に動かす
- 人差し指と親指で舌骨を挟み、1〜2mm程度左右に優しく動かす
- 30秒間ゆっくりと繰り返す
- 豆腐が潰れない程度の力加減で行うことが重要
- おえっとなる場合は、皮膚表面を撫でるだけでもOK
②舌骨から下へ牽引マッサージ
- 舌骨から甲状軟骨、輪状軟骨、鎖骨へと上から下に優しく引き離すように動かす
- 軽く牽引するイメージで30秒間実施
- 二重顎や首のシワの改善にも効果的
③甲状軟骨のマッサージ
- 舌骨の下2〜3cmにある甲状軟骨を左右から触れる
- 左右に5mm程度動かし、さらに円を描くようにマッサージ
- 声帯に繋がっているため、ボコボコと音がするのは正常
- 慢性的な咳や気管支炎の方は、この部分が特に硬くなっている
④顎舌骨筋をほぐす
- 舌骨と顎の間にある顎舌骨筋を、下から上に向かって優しく押さえる
- 二重顎の方は特にこの部分が硬くなっている
- ある程度押さえたら左右に動かしてほぐす
⑤舌を上顎につけるトレーニング
- 舌を上顎にピタッとつけた状態で口を開ける
- 30秒間キープする
- これだけで寿命が10年伸びると言われる重要なトレーニング
- 二重顎、ほうれい線、首のシワ、いびきの改善に効果的
日常生活での注意点
- 姿勢の改善:スマホやパソコン使用時は顎を引きすぎない、頭を少し後ろにスライドさせる意識を持つ
- あくびを活用:あくびをすると舌骨が下に下がり、首回りの緊張が一気に緩む。寝る前のあくびは睡眠の質向上に効果的
- 呼吸を意識:ため息も舌骨周辺の緊張を緩める効果がある
- 歯の矯正中の方:インビザラインなど矯正治療中の方は、舌骨剥がしと口の体操を併用することで治療効果が高まる
専門的な鍼灸治療のアプローチ
木もれび鍼灸院では、舌骨周辺の問題に対して、東洋医学と現代医学の両面からアプローチします。
鍼灸治療の特徴
- 個別の体質診断:脈診や腹診により、舌骨の硬さの根本原因を東洋医学的に診断
- 筋膜リリース:鍼や手技により、舌骨周辺の筋膜の癒着を解消
- 咽頭収縮筋への施術:食道を閉める筋肉の緊張を緩め、嚥下機能を改善
- 全身調整:舌骨だけでなく、肺・腎など関連する臓腑のバランスを整える
治療の流れ
- 詳細な問診:喉の症状、いびき、二重顎など、具体的なお悩みを丁寧にお伺いします
- 舌骨の状態確認:舌骨の可動域や周辺筋肉の緊張度を触診で確認
- 東洋医学的診断:脈診・腹診により体質と症状の関連性を把握
- 個別治療プラン:症状と体質に合わせた鍼灸治療とセルフケア指導
- 継続フォロー:症状の変化に応じて治療内容を調整し、根本改善を目指す
患者様からよくいただくご質問
Q1: 舌骨剥がしをすると、どのくらいで効果を実感できますか?
A: 個人差がありますが、1回のセルフケアでも首周りのスッキリ感や声の出しやすさを実感される方が多いです。二重顎や慢性的な症状の改善には、毎日3分程度のケアを2〜3週間続けることをおすすめします。ただし、症状が重い場合や長年続いている場合は、専門的な鍼灸治療と併用することでより効果的な改善が期待できます。
Q2: おえっとなってしまうのですが、続けても大丈夫ですか?
A: おえっとなる場合は、触り方が少し強いか、舌骨周辺がかなり緊張している状態です。無理に続けず、皮膚表面を優しく撫でるだけでも効果があります。徐々に慣れてきたら、少しずつ圧を加えていきましょう。それでも症状が改善しない場合は、専門家による施術をおすすめします。
Q3: 舌骨剥がしは美容効果もありますか?
A: はい、美容効果も期待できます。舌骨の動きが良くなることで、二重顎の解消、首のシワの改善、ほうれい線・マリオネットラインの軽減、小顔効果、顎のラインがくっきり出るなど、様々な美容効果が報告されています。美容整形を検討されている方も、まずは舌骨周辺の緊張を改善することで、自然な形での改善が期待できます。
Q4: 睡眠時無呼吸症候群にも効果がありますか?
A: 舌骨周辺の緊張を緩めることで、舌根沈下の改善が期待でき、睡眠時無呼吸症候群やいびきの軽減につながる可能性があります。特に、舌を上顎につけるトレーニングを習慣化することで、睡眠中も舌が正常な位置に保たれやすくなります。ただし、重症の場合は医師の診察も併せて受けることをおすすめします。
まとめ:健やかな毎日を取り戻すために
舌骨は体の中で唯一の遊離骨という特殊な骨で、様々な筋肉が経由するハブのような役割を果たしています。この舌骨周辺の緊張を緩めることで、喉のつまり・嗄声・誤嚥・睡眠時無呼吸症候群・いびき・ドライマウス・慢性気管支炎・呑気症・二重顎・首のシワ・ほうれい線など、驚くほど多くの症状の改善が期待できます。
- 症状の根本原因を理解する:舌骨の動きが様々な不調に関係していることを知ることが改善の第一歩
- 日常のセルフケアで予防・軽減:1日3分の舌骨剥がしで、多くの症状が改善する可能性がある
- 専門治療で根本的な体質改善:鍼灸治療により、舌骨だけでなく全身のバランスを整える
- 早めの対処が重要:症状の慢性化を防ぐため、気になる症状があれば早めにケアを始める
「知るか知らないかだけで、めちゃくちゃ変わる」―これは動画でもお伝えした言葉です。舌骨の存在を知り、正しく触れるようになるだけでも、多くの症状の予防につながります。一人で悩まず、まずは専門家にご相談ください。あなたの症状に最適な治療プランをご提案いたします。
木もれび鍼灸院でのご相談・治療をお考えの方へ
当院では、一人ひとりの体質や症状に合わせたオーダーメイド治療を行っています。舌骨剥がしの正しい方法を直接指導したり、鍼灸治療により舌骨周辺の深部の筋肉や筋膜にアプローチしたり、根本的な体質改善を目指したい方は、ぜひ一度ご相談ください。
【こんな方におすすめ】
- 慢性的な喉のつまり感・嗄声・誤嚥にお悩みの方
- 睡眠時無呼吸症候群・いびきで家族に心配されている方
- 二重顎・首のシワ・ほうれい線などの美容面でお悩みの方
- 呑気症・お腹の張り・機能性ディスペプシアでお困りの方
- 薬に頼らない自然治癒力を高めたい方
- セルフケアの正しい方法を専門家から学びたい方
- 歯の矯正治療中で口周りのケアを併用したい方
- 美容整形を検討しているが、まず自然な方法を試したい方
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木もれび鍼灸院
お一人おひとりに寄り添う丁寧な治療を心がけています。
初回カウンセリングでは、あなたの症状や体質について詳しくお話を伺います。
※初回の方には詳しい問診とカウンセリングを行います
※舌骨の状態確認と正しいセルフケア指導も行っています
※症状や体質について気になることがあれば、お気軽にお問い合わせください

