ED(勃起障害)は、性交に有効な勃起、またはその持続ができない状態をいいます。日本には約1,130万人の患者がいると試算されています。心理的な要因によるものと、体の側に原因があるものに大きく分けられ、最も多いのは心理的な要因によるものとされています。
- 思うように勃起せず、自信をなくしている
- 勃起しても、途中で保てなくなる
- 疲れや仕事のストレスが続くと、いっそう不安になる
- 「またうまくいかなかったら」と考えてしまう
- パートナーに打ち明けにくく、一人で抱え込んでいる
当院にも、こうしたEDのお悩みについてご相談いただけます。
原因がはっきりしないまま、誰にも言えずに悩み続けている。そんな方も多いのではないでしょうか。あなたのせいではありません。ちゃんと理由があります。
EDのタイプ
- 機能性ED(心理的な要因)
- 勃起のしくみそのものには異常がないタイプです。EDのなかで最も多いのは、機能性EDの1つである心因性EDです。性交に対する不安、パートナーとのトラブル、疲れなどが背景にあるとされています。
- 器質性ED(体の側の要因)
- ホルモン、神経、血管、陰茎の構造などに原因があるタイプです。
- 生活習慣や薬が関わるもの
- 喫煙・肥満・生活習慣病はEDのリスクファクターとされ、降圧薬などの薬剤が原因になることもあります。
そこで本記事では、EDのお悩みについて、東洋医学の視点から解説します。EDのつらさを和らげ、健やかな毎日を取り戻す助けになれば幸いです。
EDでお困りならば東洋医学専門の鍼灸院へ
大阪の鍼灸院
EDの症状

EDの主な症状は以下のとおりです。
- 性交に十分な勃起が得られない
- 勃起しても、その状態を保てない
- 性行為の場面で、不安や緊張が強くなる
- 疲れているときに、うまくいかなくなる
うまくいかないことが重なると、「また同じようになるのでは」という不安から、さらに緊張が強まることがあります。自信をなくしたり、パートナーとの関係に気をつかったりと、周りからは見えにくいつらさだからこそ、その負担は大きいと思います。
なお、EDとは反対に、性的な刺激と関係なく勃起が4時間以上続く場合は、持続勃起症という別の状態で、緊急の受診が必要です(下の「受診をすすめるボックス」をご覧ください)。
EDの主な原因

西洋医学の観点からは、EDの主な原因として下記のようなものが考えられます。
勃起は、性的な興奮が脳から脊髄の勃起中枢に伝わり、骨盤の神経(副交感神経)が働くことで起こります。すると、陰茎の血管などの壁にある筋肉(平滑筋)がゆるみ、陰茎の内部にある海綿体という部分に血液が流れ込んで満ちます。同時に、血液が出ていく静脈が圧迫されて閉じるため、血液が保たれて勃起が続きます。ふだんは血管の筋肉が縮んでいて、海綿体に流れ込む血液はわずかです。このしくみのどこかに問題が起こると、EDにつながると考えられます。
- 性交に対する不安
- パートナーとのトラブル
- 疲れ
- ホルモンの異常(テストステロンの不足、甲状腺機能低下症など)
- 脳血管障害・脊髄損傷など、神経の障害
- 外傷や手術による神経・血管の損傷
- 動脈硬化・高血圧による陰茎への血流の低下
- 陰茎や海綿体の構造の異常
- 喫煙・肥満・生活習慣病
- 降圧薬・精神疾患の薬・ホルモン療法の薬
喫煙・肥満・生活習慣病はEDのリスクファクターとされ、降圧薬・精神疾患の薬・ホルモン療法の薬はEDの原因になることがあります。服用中の薬は、自己判断でやめず、処方した医師にご相談ください。
EDのタイプの違いによって、考えられる原因は異なります。
不安・緊張・疲れが背景にある
機能性ED(心因性ED):勃起のしくみそのものには異常がなく、性行為の場面で脳から過剰な抑制がかかったり、交感神経(体を緊張させる神経)が優位になったりして起こるとされています。性交に対する不安、パートナーとのトラブル、疲れなどが原因になります。EDのなかで最も多いタイプです。
血管・神経・ホルモンなど、体の側に原因がある
器質性ED:ホルモンの異常(内分泌性)、勃起に関わる神経の障害(神経性)、陰茎への血液の出入りの異常(血管性)、陰茎の構造の異常(陰茎性)に分けられます。血管性では、動脈硬化や高血圧が原因になります。
生活習慣や薬の影響がある
リスクファクター・薬剤:喫煙・肥満・生活習慣病がリスクファクターになり、降圧薬などが原因になることがあります。生活習慣病については糖尿病の鍼灸治療についてのページも、体を緊張させる神経と休ませる神経のバランスについては自律神経失調症の鍼灸治療についてのページもあわせてご覧ください。
次のような場合は、まず医療機関(泌尿器科)を受診してください
- EDの症状が続いている(背景に、動脈硬化・高血圧・生活習慣病などが隠れていることがあります)
- EDの薬(PDE5阻害薬)の使用を考えている、または硝酸薬を使っている
- 性的刺激と関係なく、勃起が4時間以上続いている(持続勃起症。緊急の受診が必要です)
まず医療機関で検査を受け、原因を確認したうえで鍼灸をご検討ください。PDE5阻害薬は医師の処方のもとで使う薬です。硝酸薬を使っている方は、必ず医師に伝えてください。当院では施術前の問診でこうしたサインがないかを確認し、必要な場合は医療機関の受診をおすすめしています。
ですが、機能性EDは勃起のしくみそのものには異常がないため、検査で体に異常がみつかりにくいことがあります。「検査では異常なし」と言われ、なぜうまくいかないのかがはっきりしないまま、つきあい続けている方も少なくありません。
EDに東洋医学がおすすめの理由

EDの治療とのつきあい方
EDの治療は、泌尿器科でのPDE5阻害薬が第一選択とされています。原因がわかる場合はその原因への治療、喫煙などのリスクファクターがあればそれを取り除くこと、機能性EDではカウンセリングや心理療法も行われます。医師のもとで適切に治療を受けることが大切で、服用中の薬は、自己判断でやめないでください。
一方で、
- 薬が合わない、または使えないと言われた
- 検査で大きな異常はないと言われたが、うまくいかない
- 不安や疲れが強く、全身の調子が整わない
- ED以外の不調は残ったまま
というご相談もあります。医療機関での検査・治療を受けながら、体の内側を整える取り組みを並行して進めることが大切です。
なお、当院では「鍼でEDが治る」とはお伝えしていません。医療機関での治療と並行して、体の内側の状態を整える目的でご相談いただけます。
東洋医学で内側から体を整える

東洋医学では、EDだけに着目するのではなく、EDと一緒に起きている下記のような症状にも目を配り、全身の状態をチェックします。
- 頭痛
- めまい・頭のふらつき
- 心がわずらわしく、眠りが浅い
- 疲れやすさ
- 気力がわかない
- 腰のだるさ
- 耳鳴り
- 尿が黄色い
- 顔色が白っぽい
- 息切れ
東洋医学ではEDを、陰茎だけの問題ではなく、体の内側のバランスの乱れのあらわれと考えます。全身の調子を整えることで、うまくいかない状態を繰り返しにくい体を目指していくのが東洋医学でのやり方です。そのため、「検査では異常なし」と言われた方や、治療を受けていても不調が残っている方にも、東洋医学ならではの視点からご提案ができます。
木もれび鍼灸院での施術の特徴
続けて、木もれび鍼灸院での施術についてくわしくご紹介します。

まずは、「四診」とよばれる東洋医学の伝統的な方法で、徹底的なカウンセリングを実施し、全身の状態を把握します。
四診とは、
- 視覚を通してチェックする「望診」
- 聴覚や嗅覚でチェックする「聞診」
- 問いかけと応答によりチェックする「問診」
- 脈や腹を診てチェックする「切診」
からなります。
EDの場合は、睡眠、疲れ、仕事や生活のストレス、食事の傾向、今までにかかった病気や服用中の薬もくわしくうかがいます。話しにくいことは、無理にお話しいただかなくて大丈夫です。
EDを五臓の視点からみる

東洋医学では、EDのような状態を、おもに「心」と「腎」の働きの乱れから起こると考えてきました。
東洋医学では、
- 仕事や考え事で心を使いすぎて起こるEDは「心」の不調
- 不調が長引いて、体の土台となる力が衰えて起こるEDは「腎」の不調
が原因と判断し施術をしています。(心と腎は、西洋医学の心臓・腎臓とは別物です。)
1つずつ解説していきます。
「心」が原因の場合
「心」は、精神活動をつかさどる働きを担っています。仕事や考え事で心を使いすぎる状態が続くと、「心」に熱がこもる(心火)と考えます。この熱が、体を潤す「腎」の力(陰)を少しずつ消耗させ、下腹部の働きが落ち着かなくなって、EDにつながると考えます。
ED以外の症状として、
- 頭痛
- めまい・頭のふらつき
- 心がわずらわしく、眠りが浅い
- 耳鳴り
- 腰のだるさ
- 尿が黄色い
などの症状が多くみられます。
「腎」が原因の場合
「腎」は、体の土台となる力をたくわえ、しまっておく(封藏)働きを担っています。不調が長引いて「腎」の力が衰えると、体を潤す力が足りなくなって熱っぽさが出たり、体を温める力が足りなくなって冷えやだるさが出たりします。しまっておく働きも乱れ、EDにつながると考えます。
ED以外の症状として、
- 腰の冷えやだるさ
- 顔色が白っぽい
- 疲れやすい
- 気力がわかない
- 息切れ
- 汗が出やすい
などの症状が多くみられます。
また、甘いもの・脂っこいもの・辛いものを好む食生活が続くと、体に余分な水分(湿)がたまって熱を帯び、下に流れ込んで下腹部の働きに影響する、と考えることもあります。
心と腎の両方が関わっている方も少なくありません。四診で全身の状態をていねいに見極め、心を落ち着ける、腎の力を補うなど、その方に合ったツボを選んで施術します。
そこで、これらの不調も改善するよう、大元の原因に鍼灸施術を行うのです。
一人ひとりの体の状態に合わせて鍼灸によるツボの刺激をはじめ、
- 薬膳(食養生)
- 生活習慣のアドバイス
- 運動療法
などを組み合わせ、体の機能を高めていくのが東洋医学です。ですので、EDのつらさを和らげることを目指すとともに、様々な不調の改善にも取り組んでいきます。
中国の中医薬大学を卒業した鍼灸師

木もれび鍼灸院では、中国の中医薬大学を卒業した鍼灸師が施術を行います。幅広い知識と確かな技術で、的確なケアをしていきます。
また、ハリやもぐさなど使用する道具も、体にやさしいものを厳選。お客様の不調にしっかりとアプローチできる施術を行っています。
東洋医学の施術を初めて受けられる方も、安心していらしてください。
患者さまからの喜びの声

強い不安感と首こり、不眠症
自律神経失調症で、強い不安感と首こり、不眠症に悩まされていました。治療前にくらべると不安感も和らぎ、ふさぎ気味だった心も大分晴れました。首こりも前よりかなりマシになりました。
理由のない不安感・不眠
毎日、特に理由のない不安感や緊迫感に襲われ、不眠気味になっていました。日常生活でもミスが増えることでさらに不安になるという悪循環に陥っていました。木もれび鍼灸院では、鍼を1本ずつ刺し、寝ているだけで症状が良くなったため驚きました。本を読めるようになったときに変化を実感しました。不安感で一杯だった頭の中がスッキリしたためか、インプットもアウトプットも要領が良くなりました。治療前のヒアリングが丁寧だと思います。
※ご本人の感想を一部編集・要約して掲載しています。感じ方や経過には個人差があり、同様の結果を保証するものではありません。
※掲載しているのは、ご本人が記された症状についての声です。
おわりに
今回はED(勃起障害)についてお話させていただきました。
誰にも相談できず、一人で抱えている方も、諦めないでください。一人で抱えなくて大丈夫です。東洋医学を専門とする木もれび鍼灸院では、陰茎だけでなく全身の状態を診ることで、あなたのお力になれることがあると考えています。
今現在、EDでお悩みの方は、EDの鍼灸治療について、ぜひ当院へご相談ください。医療機関での治療と並行して、体の内側を整え、健康的な毎日を過ごせるようサポートさせていただきます。
参考資料
- 医療情報科学研究所 編.病気がみえる vol.8 腎・泌尿器.メディックメディア.「勃起障害(ED)」p.331-332、「持続勃起症」p.333、「男性生殖機能」p.326-327
- 杨长森 主编.针灸治疗学.上海科学技术出版社.1985(2021年第28次印刷).「1.31」(病因病機の記述)
当院の技術は
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※全ての方に施術による効果を保証するものではありません。
施術効果には個人差があり、症状や体質、経過によって異なる場合があります。